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2023年度は
2名の生徒が青ヶ島に上陸します。
ありがとうございました。
(株)青ヶ島製塩事業所
山田アリサ

「青ヶ島チルドレン」募集について

昨年初めて「青ヶ島中学島留学募集」として、SNSで募集を出しました。

そのとき8件のご応募をいただきまして、その中から中1男子・中2女子・中3男子の3名を選びました。うち中3男子は家族5人で移って来られたので、合計7名が青ヶ島に上陸いたしました。

コロナ禍は継続中なので、彼ら3人がどのくらい青ヶ島村の方々と知り合えてゆくかわかりませんが~きっと彼らの存在は青ヶ島のいろんなところに伝波してゆくと信じています、活気は伝わるだろうと思っています。

実際、彼らが来てから青ヶ島の祭り広場には、毎日放課後、児童生徒たちの遊ぶ嬌声が響いており、その声を耳にするたび(やっぱり、来てもらって良かった)と思う自分がおります。

はじまるキッカケは、2022年度の青ヶ島に中学生が1人もいなくなってしまう状態を阻止するためでしたが、留学のメンバーが決まって、迎え入れに向けて村や学校や教育委員会など色々な機関と調整をしてゆく中で、突然の展開にも関わらずたくさんの応援とご協力もいただきました。そのことで自分の考えがもう1つ大きくふくらんでいきました。1年と思っていた留学受け入れを3年間続けることはできないだろうか?そんな妄想に変化していきました。

青ヶ島は過疎化がどんどん進んでいます、他所からの児童生徒の迎え入れを恒常的な活動につなげていけないだろうか、もしそうなったら青ヶ島の全体の景色はどんなふうに変わってゆけるのか?

ごくわずかですが、島の子供はいます、その子たちにとって1人でも多くの児童生徒がいたら、学校生活はにぎやかになります。

そしてこの青ヶ島は、本当にすごいところなのです。東京都でありながら悪天候が続けば半月近く物流が途絶えることもあります、きびしい自然の真っただ中の青ヶ島の暮らしは、内地では決して経験できない暮らしです。 青ヶ島でしか味わえない体験、冒険心を抱いて飛び込んでくる子供たちに「青ヶ島チルドレン」として1年間逞しく過ごしてもらいたいと思っております。

「青ヶ島チルドレン」の活動

2022年、青ヶ島に来てくれた3人は「青ヶ島チルドレン」として活動しています。彼らには自分たちが見た・感じた青ヶ島をインスタやYouTubeで発信してもらっています。初めて島で暮らす子供たち自身による発信は、一番ストレートに息づかいが伝わると思います、島の外から彼らを見守ってくださるみなさんには、青ヶ島という島が今までとは違う角度から見えてくるのではないか、そう期待を抱いています。

また、青ヶ島はテレビ取材なども大変多い島で、取材を受けることもあります。(2022年はすでに数日間の密着取材を受け入れました)これらは親御さんにも主旨をご理解いただいて進めていますが、こういった活動を柔軟に捉えていただけますようご理解をお願いいたします。

火山の島 青ヶ島

 私は「ひんぎゃの塩」という塩を作って製塩業を営んでいます、この塩は、島の方言で「ひんぎゃ」と呼ばれている地熱蒸気の熱で黒潮の海水を温めて作っている唯一無二の塩です。

「ひんぎゃ」は青ヶ島独特の自然であり、大変稀有な水蒸気です。

「青ヶ島チルドレン」たちは、青ヶ島の「ひんぎゃ」と共に暮らします。地球の胎動を身近に感じる生活です。

自分を学ぶ

昨年に引き続き2回目の募集の今回も山田アリサ個人による募集となります。親御さんと離れて青ヶ島で留学生活を過ごしていただく場所は私の自宅です。

我が山田家にはみんなで暮らすための生活のルールがいくつかあります。

自分が使った食器は、学校へ行く日の朝以外は自分で流しに持って行き自分で洗ってもらっています(学校へ行く日の食器洗いは無し)。

最近は温かくなってきて蟻が出回る時期になり、テーブルの上に蟻が出回るので何だろう?と探ると、飲みかけのジュースのペット等置きっぱなしにしているのが原因とわかりました、即、飲みかけペットやお菓子の放置は禁止にしました。

「今まで(内地では)こんなに蟻を見たことはない」と言うので「今までは蟻と離れたところで生活してたんだね、ここは共存だよ」と答えています。

今、一緒に暮らしている2人は男子と女子です。中学生くらいになれば、自分と馬が合う友達のタイプや、逆に合わないタイプなど、ある程度決まってきている頃かもしれません。そういう分類でいうと、現在の2人は、内地だったらお互いに友達にはならなかったタイプ同士かもしれないです。

他人と暮らすのはすごい経験です。同じ屋根の下で、ご飯など毎回顔をつき合わせなければならない、最初のうちはよそゆきの自分で過ごせていても、そのうち地が出てきます。すると小さな衝突が起きてきます。相手への不満が溜まってくると「なんでいちいち嫌味ばっかり言うんだろう」そんな風に感じてしまうこともある。そんな呟きが聞こえたら、まず観察してみようと提案します、相手が嫌味を言うとき、その前にもしかしたら自分が相手に嫌なことを言っているんじゃないか?

何回も繰り返し相手に疲れたり(嫌だと思う自分に疲れたりしながら)、ある日やっとその原因を発見する、するとやっぱり自分が原因だったことがわかったり~相手と自分で本音を少しずつ話し合ったりしながら、調整することを学んでゆきます。彼らをみていて、嫌だなあと感じていたことほど、ほぐれたときの学びは大きいのだな、と思いました。

ここでの生活は、互いに無関心ですませられる距離にはいられません、最終的にはお互いを許容できるように練習していくしかないのです。そんな練習を中学生で体験できるのはとても貴重なことだと思います。

「青ヶ島チルドレン」応募について

 募集期間は1週間から10日ほど設けたいと思っていますが、応募いただく軒数があまりに多くなりますと、こちらの対応が追いつかなくなることが予想されます。一定数の応募が集まり次第、募集は締め切ることになります、どうかお早目にご応募くださいますようお願いします。

応募は終了いたしました

募集人数1名~3名までの若干名
対象学年2023年4月以降中学生である方
応募方法お電話でのご応募は留守電にお名前とご連絡先を残してください。折り返しいたします。
青ヶ島製塩事業所のホームページから、メールで応募でも可能です。
https://hingyanoshio.com/
選考方法まずZOOM面接を行い 最終選考は対面での面接になります。
(親御さんと生徒さんと揃っての面接をお願いします)

※選ばれた生徒さんは2023年度、青ヶ島中学校の生徒として学校に通っていただきます。期間は3月末に青ヶ島に来ていただいて、2024年の3月の終業式あるいは卒業式までです。夏休みや冬休みはおうちに帰省となります。

青ヶ島には塾などはありませんが、学校の先生方の熱心な手厚い指導が受けられます。